(2)良心と自由意志

さあ、ごらんなさい。これが私たちの住む町、ハッガ一ストン(別にどこの町でもいいのですが、ウィルソン神父はこの町に住んでいました)です。汚い、騒々しい所ですが、愛すべき、幸せな町です。ガス工場(六つの斑点がある)の近くに、聖オーガスチン教会(十字架の印)が見えるでしょう。でも、私たちはなぜここにいるのでしょう?

神様は理由なく、偶然にものごとをなさる方ではありません。神様があなたや私や全ての人を造ったのは、この世で神様を知り(ヨハネ17章3節を読んでみなさい)・神様を愛し、神様に仕えるため。そして、いつの日か天国で永遠に神様と幸せに暮らすようになるためです(黙示録21章4節)。

しかし、神様はあなたを電車や工場の機械のように他人からコントロールされるものにはお造りになりませんでした。そうではなくてどこへでも好きなところに行けて、やりたいことをやれる力を与えられました。その上にあなたの霊魂に『良心』という声を神様は与えてくださいました。良心は常に、何が正しく何が間違っているかを、あなたに教えてくれます。しかし、あなたはそれを聞いて従うことも、従わないこともあなたが自由に選べます。あなたは『自由意志』を持っているんです。

もしあなたが望むなら、悪い友だちを作ったり、罪を犯したり、利己主義になったり、お祈りしなかったり、不親切になったり、教会へ行くのをやめることもできます。神様はあなたを止めません。神様は自由意志を与えられたほどにあなたを尊重しておられるんです。もしあなたがそうしたいなら、良いものも選べます。真実や純粋さや公正さや勇気や親切や愛などです。しかし、それはあなた自身が自由意志によって選ぶのです。

そして、あなたがこの世での「テント生活」の間に選んだことに応じて、次の世界でどんな生活をすることになるかが決まります。もし、あなたがこの世にいる間に天国を望んでいるのなら、それを得るでしょう。

『あなたはどうしてここにいるのでしょう?』

『この世で神様を知り、愛し、仕えて、そして天国で永遠に神様と幸せに暮らすためなのです。』

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

楽しい問答会