(14)従い守ること

問 :そのとき、教父母はあなたのために何をしましたか。
答 :わたくしにかわって、三つのことを約束しました。
  第三は、生涯、神の御心に従い、その戒めを守ること。      (同)

階段の三段目(9)は『従い守ること』です。それは愛の試験です(ヨハネ14章15節)。この世の生涯は、旅のようなものです。唯一の幸福な終わりは神様です。それは、長く険しい真っ直ぐな道の先に輝く太陽のようなものでしょう。私たちの心は、神様の中にいる時にだけ喜びに満たされるようにできています(詩編16編11節)。しかし、この真っ直ぐな旅で、私たちは多くのものや多くの人と出会います。そしてこれらの出会いは、いいものぱかりではありません。神様の方に導く道からあなたを外れさせようとする出会いもあります。あなたの三つの敵は、常にあなたを道から外れさせようと企み、そしてしばしぱそれらは魅力にあふれています。悪魔は、自分自身では魅力のないことをよく知っています。だから、彼は魅力的に着飾って、変装して現れるのです。

神様もそのことをこ存じです。だから、あなたを守りたくて、全力であなたが道から外れて迷うことのないようにしてくださいました。道を外れないための壁のように十戒を与え、正しい道を示す道しるべのように教会を与え、あなたの良心としての聖霊である神様の声を与えておられるのです。良心というのは、間違った方向を決して指さない磁石のようなものです。

あなたは毎日の生活の中で、神様の御心や戒めを守ることがいかに難しいかに気づくでしょう。年を取れば取るほど、それは難しくなるように思えます。しかし、神様に向かう道には、壁や道しるべや磁石があるんですから、「私は旅のしかたを知らない」なんてあなたは言えません。もしあなたが神様に案内を望むのであれば、神様は常にあなたを助けてくださいます。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

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