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(15)安全第一
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- 問 :あなたはこの約束を守る責任がありますか。
- 答 :その責任を感じ神の助けによってこの約束を守ります。また天の父なる神が救い主イエス=キリストによって、わたくしをこの救いの道に召したもうたことを心から感謝し、神の恵みによって、生涯この道を離れないように祈ります。 (同)
- 神様は洗礼の三つの約束を無理やりに守らせようとはなさいません。しかしまた、あなたの自由意志は、神様の恵みなしにはありません(ヨハネ15章4〜5節)。神様はあなたを教会にいつも招待し、歓迎しておられるということを覚えておきましょう。あなたが神様を選ぶ前に、神様があなたをお選びになったからです。
- 『救われているということ』は、『安全であること』を意味します。教会はしばしば舟にたとえて描かれます。会衆席のことを英語では『ネーブ』と呼んでいます。海軍のことを『ネービー』と呼ぶことから派生した言葉です。以前の洗礼式文では、特祷の中に「このしもべを顧み、(中略)キリストの箱舟に入らしめたまえ。(中略)この世の荒波を越え」という表現がありました。ノアが箱舟で安全であったように、教会の中で永遠に安全なように、神様はあなたを洗礼に招かれたのです。
- ですから、『神様、ありがとう』と言いましょう。あなたが洗礼を受けた日には、特に感謝して、できれば教会で特別な感謝のお祈りをしたらいいでしょう。そして、常に安全な教会に留まるように恵みを祈りましょう。教会は救い主であるイエス・キリストの上にイエス・キリストご自身によって築かれました。そして、教会は壊れることがありません(マタイ7章24〜27節)。
- *もっとも、最近では、教会の中だけが『安全な箱舟』という考えは通用しなくなってきました。現在では、地球全体を箱舟と考える必要があります。主は、世界全体を救うために十字架に掛かられましたし、この箱舟が快適であるために、教会もクリスチャンも働いているのです。その仕事のために神様から呼び出されている、と考えてください。
- (H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)
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