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『私は神を信じます』

もし、あなたがロシアのことを知りたくて、しかし旅行するのに充分なお金と暇がない時は、ロシアについて書いてある本を買いに行くか、図書館へ借りに行くでしょう。そしてそれを家に持ち帰って、そこに書かれていることを読むはずです。

それと同じように、あなたが神様について知りたいなら(クリスチャンにとって当然のことですね)、自然や天使や良心などから学ぶ以上に、神様自身について書かれた本 ― 聖書を読むことになるでしょう。聖書は大きな書物です。それは六十六の書からできています。そしてそれらは違った時代に多くの聖なる人々によって書かれたものが集められてひとつの本になっているのです。聖書のことを英語で『バイブル』と言いますが、これはギリシャ語の『本』を意味する言葉から来ています。これは二千ぺ一ジ近くありますから、理解したいと思うなら、急いで読むことはできません。

地上に生きた偉大なクリスチャンはすべて、聖書を知り、愛する人々でした。これは世界的な書物で、すべての国の言語で出版されています。これはたいへん良い書物で、神様のことを知りたいすべての人に、天国に入って、もはや神様のことを知るための本が必要なくなるまで神様自身の歴史を教えてくれる書物です(ヨハネ20章30〜31節)。 『私は神を信じます』と言うことなしにそれを読むことは不可能です。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

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