(34)息子の復活 ― サンライズ(夜明け)

『三日目に死人のうちからよみがえり』

三日目の早朝、女の弟子たちは庭園にある墓にやってきました。彼女たちが驚いたことには墓は空っぼで、そして天使が『あの方は復活された』と言ったのです(マルコ16章1〜8節)。

その復活された日、イエス様の弟子たちは六回彼を見ました。初めに会ったのは、かって罪人であったマグダラのマリアです(マルコ16章9節)。ですから、私たちがたとえどんな大きな罪を犯したとしても、もし悔い改めて、それを告白するなら、私たちの主は常に赦してくださるでしょう。

復活された主の肉体は、以前と同じ本当の肉体でした。ルカ24章36〜43節にあるように、魚を食べたり、身体に触れたりということは、幽霊にはできないことです。しかし、それは霊的な肉体でした(ヨハネ20章19節)。閉じられた部屋にもイエス様は、スーツと入れました。

次の六週間、復活日から昇天日までの四十日の間、多くの人が復活の主を見、触り、共に食事をしました(使徒1章3節)。ある時などは五百人以上が同時にです(Iコリント15章6節)。主が『三日目に死人のうちからよみがえ』られた、ということが、主を信じる人々に最も重要なことなのです。もし復活がなければ、イエス様はずっとウソを言っていたことになり、その教えもまちがいということになります。使徒たちも徴税人や漁師にもどっていたことでしょう。教会は始まっておらず、数年のうちに全ての人がキリストとキリスト教を忘れていたでしょう。輪は中心を持たないことになります。

しかし、素晴らしいことにこの三日目の朝、十字架の立てられた丘から太陽が昇った時に、天使たちによって墓石は転がされて、墓には何もありませんでした。私たちの主は勝たれました。悪魔が負けました。私たちは救われました。天国は私たちのものになったのです。

だから、復活日は勝利の日です。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

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