(48)警官の交通整理

私たちの町には、あちこちに信号があります。しかし、年末など大変な交通ラッシュになった時は、警官が十字路の真ん中に立って、手信号で交通整理をすることもあります。

洗礼の時、教父母はあなたに代わって、神様の戒めを守るように(14)約束しました。堅信式では、この約束をあなた自身がします(5)。その戒めは全部で十あります。これは十戒と呼ばれ、祈祷書の教会問答の中では信経に続いて書かれています。なぜなら、正しい行いは、正しい信仰に基づいてできるからです。それらは、神様の命令です。そして、これは初めはイスラエル人に与えられました(出エジプト記20章)。その後、主が、すべての人に神様のことを教えるために来られた時、山の上で長い説教をされました(マタイ5〜7章)。その中で、十戒に、それまでより広い意味を与えられました。しかし、それを変えられたわけではありません(マタイ5章17〜19節)。十戒は依然として神の民に対する神様の命令です。これは生涯という道路にある神様の交通信号です。

「止まれ!」と警官の手は言います。彼は道路の真ん中で、あなたの方に向いて手を広げます。そして、車が私たちの前を横切って行きます。もしあなたが、その警官の「止まれ!」の命令を無視するなら、すぐにお葬式になってしまいます。「進んでよろしい!」と彼の指示がかわります。あなたは、この道を右に曲がって進みたいのでしょう。今は安全です。だから、十戒を守ってください。

「止まれ!」と十戒は言います。「そんなことをするな!言うな!考えるな!それは危険だ!」そして、「進め!」とも言います。「これが、あなたが行い、言い、考える、正しいことだ!」「これが正しく、安全な天の王国への道だ!」とそれは示しています。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

楽しい問答会