(55)礼拝は神様に献げること

私たちは何のために教会に行くのでしょう。牧師さんにイイ説教を期待してゆくのでしょうか。自分に話しかけてくれる人を期待してでしょうか。気分の良くなる歌を期待してでしょうか。もしあなたが、それを目的にして日曜日に礼拝へ行くなら、あなたは礼拝について、第一に大切なことをわかっていません。私たちは教会へ何かをもらいに行くのではなく、献げに行くのです。説教、音楽、清らかで暖かな教会。それらは良いものです。しかし、それらが教会へ行く第一の理由ではありません。私たちの主が言われるように、礼拝は献げることであって、得ることではないのです(使徒20章35節)。

礼拝には二種類あります。公的な礼拝と個人的な礼拝です。公的な礼拝の意味は、教会の中でやるように『他の人々と共にする礼拝』で、個人的な礼拝の意味は『ひとりでする礼拝』、たとえば、家庭での個人的な祈りとか、そんなものです。それについては後で教えましょう。この二つの礼拝は、どちらも私たちの義務と言うか神様に負っている負債です。あなたが教会に行っている時は、まず第一に、あなたは礼拝に参加し賛美することによって神様に献げているんだ、ということを覚えておいてください。献げるものは、名誉と栄光、あなたの感謝と愛などです。献げる相手は神様であって、神様を礼拝することが最高のことなんです。このためにあなたは造られましたし、礼拝こそが、この世でも天国でも、あなたのできる最高のことです(詩編95編6節)。

神様に献げてください。あなたのできる限り最高の礼拝を献げてください。神様はそれをよくわかってくださり、そしてその結果あなたは神様からたくさんのものをいただくことになるでしょう。(ルカ6章38節)。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

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