(68)12月28日

「あの大きな臼が見えますか。直径が60センチ以上あって、婦人たちがトウモロコシを粉にひきますが、それは人間がひとりで持ち上げられるような重さではありません。あんな人には、何をしなければならないか教えましょう。その臼の一つを彼の首に結ばなけれぱなりません。そして、海に投げ込んで、溺れさせるのです。」あなたは、だれがこれを話しているか、どうしてそうなのか、知っていますか(マタイ18章1〜6節)。

他人の肉体の命を奪うことはもちろん悪いことです。しかし、それより悪い殺人があります。あなたから人生の最初に学んだ罪が原因で、ある人が地獄へ行くことになるのです。これは魂の殺人です。すべての人間に与えられた天国の命を奪うのです。

ここに昨日生まれた女の赤ちゃんがいます。この子が地球に生まれる前、神様は彼女のごく小さな体を、強く、やさしく、愛情のある手で抱いていました。(神様は、その手で海やもっとたくさんのものも造られました)。赤ちゃんの口は、神様の永遠の命の息で呼吸していました。神様は、彼女にやさしくキスして、赤ちゃんを天使の手に託しました。

そして地球に向かわせ、両親に与えます。両親は神様から赤ちゃんを世語するように依頼されているのです。天使は天国からこの町まで飛んできたのですが、そんなに距離はありません。天使は、聖人や聖母マリアや神様の腕の中に抱かれた赤ちゃんのまわりで歌っていました。赤ちゃんの魂には神様のキスの記憶があります。そして、生まれる前に聞いた天使の歌も覚えています。赤ちゃんが罪を学ぶまで、その記憶を保ち続けるのです。

不純、のろいの言葉、欺き、ウソを言うこと、神様と聖なるものをあざ笑うこと、悪い遊び。あなたは、そんなものを最初は年長の少年や少女から学んだのでしょうか?しかし、あなたは意識的にせよ、無意識的にせよ、決しでそんなことを小さな子供に教えてはいけません。純粋な赤ちゃんはあなたのまわりに大勢います。もし彼らの魂を殺したなら、あなたの罪は、ヘロデ王の罪より重いのです(マタイ2章16節)。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

楽しい問答会