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(81)静かに!
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- あなたの体が見たり触ったりするのは地上のものです。それは必ずしも悪いとは言えません。しかし、それはこの世のものです。あなたが祈る時、それらが、神様の方に向くことの妨げになるかもしれません。同じことが、あなたの体に聞こえてくるものについても言えます。
- この騒がしい町では、あなたが祈りたいと思う時、すべての雑音を遮断するのは不可能です。バスは騒音を出して通りを走るし、猫たちはケンカをしています。そしてパーティーをやっている人々は、いつまでもダンスや歌をやめません。しかし、あなたは目を閉じて、手を合わせてください。この世の音からできるだけ離れて耳を塞ぎましょう。雑音は祈りを妨げます。
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教会は昼も夜も、いつでも開かれています。だから、朝の祈りや夕の祈りをする時は、礼拝堂の中の方が、より簡単に祈れます。学校や職場の行き帰りに入ってみると、そこは静かで、聖く美しいものを見ることができます。
- しばしば大人は1年に一回ぐらいは週末かもっと長い期間、家から離れて特別な建物か教会に黙想に行きます。彼らは話さないし、手紙も書かないし、新聞も読まず、ラジオも聴きません。なぜなら、体も心も静かにして、神様とふたりっきりになり、よりよい祈りをしようとしているからです。
- 他の人が祈っている時、教会の中で話したり、玄関で雑音をたてたりして、邪魔してはいけません。あなたが留め木になってはいけません。
あなたの祈りを助ける良い音があります。音楽や教会の鐘などです。しかし、あなたの祈りを妨害するものもたくさんあるので、それらはすべて遮断してください。
- (H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)
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