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(84)目覚まし時計
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- ウィルソン神父が学生の頃に学んだという、アーサー王がこの世を去る前の言葉を紹介します。元は少しむずかしい詩なので、わかりやすい言葉に変えています。これはお祈りの重要性を語っています。
- この世界が夢にも見られないような素晴らしいことを
祈ることによって神様は、かなえて下さいます。
だから、神様、
泉のようにあなたへの祈りの声を夜も昼も挙げさせてください。
知恵にも限りがあり、先の見通しもない羊や山羊たちは、
本当に人より劣っているものと言えるのでしょうか。
もし人が神様を知っていると言いながら、
友のために祈ることを忘れているとすれば、
人とは、いったい何なのでしょうか。
なぜって、どこを見ても、神様の御足のまわりの金の鎖は、
この全世界をまるくつないでいるのですから。
- あなたはあなたの祈りをしてください。なぜなら、だれも神様なしには生きられないからです(ヨハネ15章5節)。神様は私たちが願う前に私たちの必要を知っておられますが、私たちがそれを願うことを待っておられるのです。〔祈りは神様の宝物をあけるカギであり、私たちが神様に語り神様が私たちに語る無線通信機のバッテリー、神様への道を示す十分充電された懐中電灯です〕。なぜなら、私たちは正しい祈りに対するすばらしい神様の約束を持っているのですから(マタイ7章7〜8節、ヨハネ14章13〜14節)。そして、私たちは他の人を助けたいからです。
- しかし私たちが祈る第一の理由は、私たちの主が私たちに命じておられるからです(マタイ26章41節)。『目を覚まして祈っていなさい』[Watch and Pray1(この絵はジョークです)。ここで主は二つのことを言われました。まず第一に、決して三つの敵に負けたと思ってはいけません(10,11,12)。常に警戒してください。彼らに対して目を覚ましていてください。第二は、祈る人であってください。そして主ご自身、私たちに祈り方を教えてくださいました。
- (H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)
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