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(90)ねずみと人間
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- ある夜、ある教会の中で二匹のねずみが会いました。「やあ、何年も会わなかったね。どうしていたんだい、元気だったかい?」とチュウ太が問いました。するとチュウ助が「ひどかったよ。」と答えました。「君も知っているように、僕は何年も説教壇で暮らしていたんだ。ところが、ここの新しい牧師は説教の時、揺するんだ。叫ぶし、踏みつけるし、台の上を激しく叩く。説教は長たらしいし、全く眠れたもんじゃない。僕の神経はこんなひどい状態だ。医者は僕に『すぐに引っ起さなきゃいけないよ。』と言うんだ。僕の住めるような静かで安全な場所を教えてくれないか?」すると、チュウ太が答えました。「いい所があるんだ。僕と一緒に海外宣教ボックスに来て住んだらいいよ。そこで僕は邪魔されたことがないんだから。」
- 『あなたの国が天ににあるように、地上にも来ますように』と祈る時、あなたは神様の国が世界中に広がるように、海外の教会や海外宣教のためにも祈っているのです。私たちの主は、そうなると言われました(マタイ13章31〜32節)。異教徒たちは、彼らに責任があるわけではありませんが、神様のことを知りません。主教たち、司祭たち、シスターたちなど、彼らは神様からの召しを聞きました(マタイ18章19節)。そして外国へ宣教に出かけました。私たちの国にもそんな人が最初に宣教師としてやって来たのです。あなたも、海外宣教のためにいくらか献金することで神様の国を広げることに協力できます。
- すべてのクリスチャンは、海外宣教を助けなければなりません。そして、海外宣教ボックスのチュウ太をどこかに引っ越させなければなりません。
- (H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)
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