(124)はしご

私が言ったように、祈祷書の堅信式の部分を読みましたか。一緒に読んでみましょう。

あなたの堅信式は夜です。毎週の堅信式の準備の学習は終わりました。あなたは最初の個人懺悔もしました。今、会衆の前に立っています。少女や女性は白いドレスやヴェールを付けて、少年や男性は白い花をボタンの穴に付けています。聖ペトロや聖ヨハネのように(使徒8章14〜17節)その後継者の教区主教がやってきます。彼は白いコープ(教会の外套)とマイター(主教の帽子)を付けて、チャンセル(至聖所)の入口から入って来ます。あなたは、どうしてチャンセルの入口で堅信式が行われるかわかるでしょう。

式は三つの部分に分かれています。主教は、堅信志願者に厳粛な質問をします。そしてそれに対する答えがあります。第一の部分は洗礼の三つの誓いの更新です。

あなたは、はしごの絵を覚えていますか(9)。あれは、あなたのものでもあるのです。三つのステップ、捨てること(Renounce)、信ずること(Be1ieve)、従い守ること(0bey)。今、“道理をわきまえる年令”になって(121)、あなたはそれを自分自身で、『します』と答えます。教会の中、神様の臨在の中で、会衆の前で、主教に答えるのです。そしておごそかにはしごに自分の名札を付けているのです。

それが終わると、主教は『わたしたちの助けは主のみ名に』と言います。するとこの時、あなたが誓約を守れるように聖霊の助けが来るのです。『私は、あなたに神様の特別な恵み、聖霊なる神様のあふれる力を与えるためにここに来ました。』

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

楽しい問答会