(126)忠実なる僕

堅信式の第三の部分は、堅信の行為です。あなたの行う部分はすべて行いました。堅信の勉強、初めての個人懺悔、洗礼の誓約の更新。あなたの友人は祈りの部分を行いました。今、神様がその役割を行われます。あなたは、主教の前でひざまずき、主教はこれらの言葉を言います。

「主よ、聖霊によってこの僕を強くし、ますます主に仕える者とならせてください。」

主教がそう言うと、聖霊なる神様の七つの賜物はあなたに与えられます。あなたは、輝く聖霊の剣と強い信仰の盾を装って(エフェソ6章14〜17節)、地上にある教会の完全武装の騎士か貴婦人にされます。このあと、一同の祈りと主教の祈りで堅信式は終わります。

式が終わると、あなたは教会から出てゆきます。この町は全く変わった様子もありません。悪魔もそのあたりをチョロチョロ動いているでしょう。全く遠のく様子はありません。違うのは、今、そして残りの生涯、あなたは堅信式を受けたのだから、主が言われたように(マタイ4章10節)、『退け、サタン。』と言う力を持っていることです。聖三位一体の第三位である聖霊なる神様は、主が洗礼を受けられた時、彼の上に鳩のように降りました(マタイ3章16節)が、あなたにもそうです。さあ、今から残りの生涯、もしあなたが望めば(123)あなたはすべての罪と誘惑を征服して、洗礼で教会へ受け入れられた時に『主の忠実な僕』と言われたことを継続できるでしょう。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

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