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(130)子供の教育
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- しかし、聖婚は人類の継続のためだけに神様が計画されたものではありません。この町の子供たちは、良い市民になるためだけに存在しているわけではありません。
- この絵の女の子は、神様によって肉体と霊魂で生まれてきました(1)。確かに彼女の両親は、彼女が生まれることを望み、彼女ができる時、神様を助けました。しかし、神様だけが彼女に命を与えることができました(創世記2章7節)。世の中には、夫婦とも健康で、子供を望んでいるのに、与えられない夫婦がいます。さあ、この絵の女の子はだれの子供でしょう。明らかに、お母さんとお父さんと、そして神様の子供です。これが、聖婚式文で言われた意味です。子供は、主への畏れと主を知る教育を受けて、主の聖なる名をあがめるために生まれたのです。聖婚式は、地上と天上の教会の成長のための神様の計画なのです。
- ウィルソン神父の教会には美しいステンドグラスがありますが、その一つは、聖アンナという聖母マリアのお母さんの絵です。聖アンナが、小さな娘におもちゃを横に置かせて、お祈りを教えているところです。現在でもお母さんたちが同じように手を合わせて祈りを子供たちに教えています。あなたが大きくなると、神様はあなたにも子供を与えられるでしょう。その時は、このステンドグラスの絵を思い出してください。あなたは子供が生まれると、大昔、ハンナ(預言者サムエルの母、英語の場合はアン=マリアのお母さんと同じ名)が祈ったように(サムエル記上1章27節)、祈ることでしょう。そして、あなたもハンナかその夫エルカナのような親になれるように努力してください。
- (H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)
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