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(143)洗礼と聖餐
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- 私たちは、最初の四つの章で、洗礼、使徒信経、十戒、恵みをいただくための祈り、特に主の祈りについて学びました。そして第5章のはじめで、サクラメントとは何か、いくつあるのか、なぜ二つの井戸は残りの五つよりも大きいのか(106)知りました。そして第5章では五つの小さな井戸であるサクラメントについて学習してきました。個人懺悔に行くこと、堅信を受けること、結婚すること、聖職按手、重病や死に臨んだ人への塗油、の五つです。
- さあ、これからカテキズムの最後の部分に入ります。これは大きなサクラメントです。大きなサクラメントが“二つだけ”と祈祷書の教会問答に書かれているのは、この二つが“普遍的に救いに必要なもの”だからです。つまり、この世で、そして後に天国でも安全でありたいと望むすべての人々に必要なものなのです(15,107)。第1章では、洗礼について語り尽くしていませんでした。ですからこの章で学ぶのは、洗礼についての残りと聖餐です。
- この絵を見てください。これはアーチの『かなめ石』です。これがなければアーチはバラバラになってしまいます。それと同じように、すべての人に必要なかなめ石は、『洗礼』と『聖餐』の二つです。
- (H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)
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