(144)水

以前の祈祷書の教会問答は、洗礼についての確かな価値を人々に教えることから始まっています。このカテキズムもそうでした(1〜15)。さあ、大きな二つのサクラメントについて、もっと学びましょう。 第5章(108〜110)で、七つのサクラメントにはそれぞれ二つの部分があることを学びました。『外側の目に見えるしるし』と『内側の霊的恵み』です。前者は、あなたが受ける後者の保証 ― 私たちを確信させる神様の誓約です。

問 :洗礼の目に見えるしるし、かたちは何ですか。
答 :水です。その中で、人は父と子と聖霊の名によって洗礼を受けます。
                     (同)

洗礼の『目に見えるしるし』は『水』です。私たちの主は、それ以外のことは言っておられません(ヨハネ3章5節)。『かたち』というのは『言い方』のことです。水を頭に注いで、言葉で“父と子と聖霊の名によって、私はあなたに洗礼を授けます”と司式者が言うのです。なぜなら、私たちの主がそう言われだからです(マタイ28章19節)。もし、他の言葉がその時に使われていたなら、それはキリスト教の洗礼ではありません。洗礼する権威があるのは主教か司祭、司祭がいない時は執事がしてもいいのですが(136)、しかし、彼らを見つける時間がない時(たとえば赤ちゃんが不幸にしてもう何分も生きられない時)は、クリスチャンなら男性でも女性でもいいですから、洗礼を授けるべきです。しかし、その場合も正しいしるしと正しい言葉を用いて行わなければなりません。もし赤ちゃんが助かれば、教会に連れて来てください。それは洗礼をもう一度受けさせるためではありません。このサクラメントは繰り返し行うことはできません。しかし、教会に受け入れるために(4)連れて行くのです。

洗礼を受ける時の年令は何才が適当だと思いますか?以前の祈祷書では『幼な子は出生の後、なるべく早く』とルプリックに書かれていました。ルプリックの意味は思い出せましたか(5)?

どうして絵に封筒があるか、次のぺ一ジで教えましょう。横線は英語のつづりを表します。わかりますか?蛇口の下にあるのは水です。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

楽しい問答会