(164)二つの部分

問 :主の晩餐に来る人には、何が要求されますか。
                     (同)

英国聖公会の祈祷書の聖餐式文では、教会のための祈りのあとには、三つの勧告があります。そこで聖餐について第一に言われていることは“それが価値のあるものと思って受ける人には、それは神秘的で慰めになるが、しかし価値あるものと思わず受ける人には危険である”ということです。

もちろん聖別されたサクラメントの主を受けるために、この世において完全に準備できている人はいません。『わたしたちは、み机から落ちるくずを拾うにも足りない者です』と、私たちは聖別されたものを前にしての祈りの中で言います。しかし、私たちにはベストを尽くすことはできます。そして、神様は優しく、常に聖餐の中にいてくださいます。私たちは聖餐式のために自分なりの準備はできるでしょう。前ぺ一ジで話したように“恵みを受ける者”は、“力を得て新たにされたいと努力をする者”です。ですから、聖餐式の準備について学ばなければなりません。このカテキズムの勉強が終わるということは、祈祷書の学びも終わった、ということでは決してありません。

あなたは何者ですか。私はあなたが答えを思い出せると思います(1)。あなたは霊魂と肉体です。みんなそうです。この絵は、半分冗談です。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

楽しい問答会